
メカセラシステム
基本原理
建築用塗料などで、光触媒を利用して外壁の汚れ(有機物等)を酸化分解して汚れを落とすテクノロジーが有りますが、メカセラは光が無くても特殊触媒(セラミックス)を使って塩素の酸化分解力を水中で強力に活性化します
活性酸素は、今注目されている酸化チタンに代表される光酸化触媒から発生し、種々の機能が注目されています。 しかし、酸化チタンは光のエネルギー(紫外線)を用いないと、強力な酸化剤、活性酸素が発生しません。従って、これらの触媒はエネルギーとして紫外線が必要であり、暗闇や水の中では全く機能せず、無効力です。 メカセラ・システムは水の中でも活性酸素(ヒドロキシラジカル)が発生する特殊なセラミックス(触媒)に微量の塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を添加する事で、塩素の持つエ ネルギーがセラミックスに作用し、丁度、酸化チタンに紫外線が当たった時のように、 水の中や、光の届かない所でも活性酸素(ヒドロキシラジカル)を発生させます
■メカセラ装置の原理は;
①遊離塩素(次亜塩素酸ナトリウム/固形塩素)
②循環水・補給水 (又は、工業用水・上水)
③メカセラボール(特殊セラミックス触媒)
に接触させて得られる触媒反応です
この反応により「メカセラ水」が生成され、メカセラ水を原水 (循環水・排水等)に通水する事で多様な効果が発揮されます
化学反応は以下の通り
NaClO + H₂O → NaOH + HClO
HClO → HCl + [O]
(触媒反応)
■[O]は強力な酸化作用を呈する発生期の酸素
■pH調整(H⁺還元反応)
メカセラボール
触媒反応
H₂O
(水)

NaCℓO
(次亜塩素酸ナトリウム)
触媒反応プロセス
HCℓO + NaOH + HCℓ
(次亜塩素酸) (苛性ソーダ) (塩酸)
O₂⁻ (スーパーオキシド/活性酸素 発生)
●メカセラ触媒+塩素の働きにより「活性酸素」が発生
●活性酸素が有機物質を分解する
●pH調整(H⁺還元反応)が起こる
H₂O₂ (過酸化水素)
H₃O₂ (ヒドロキシル水)
OHラジカル反応 (酸化作用)
H⁺ (メカセラボールによる還元作用)
注:メカセラボールのエネルギー作用が連続発生
メカセラ装置 図解

水
NaCℓO
(次亜塩素酸ナトリウム)
+ 滴下装置
メカセラ水(セラミック触媒水)
セラミックボール用
充填カゴ
各種タンク等へ混和